シャープが液晶TVの特許侵害を理由に台湾メーカーに法的措置をとり、これに反発したイオンがシャープとの取り引きを中止した問題で、イオンは6月11日、シャープとの取り引きを再開すると発表した。
両社の共同声明によると、シャープはイオンに対し十分な説明と配慮が不足していた点を謝罪する。またシャープは長年の取り引きパートナーとして、イオンのブランディングについて尊重し協力する。
またイオンは「取り引き停止でシャープに心配をかけたことをおわびする」。特許紛争については、当事者であるシャープと台湾の東元電機グループの間で解決を図るとしている。
またイオンは、特許紛争の行方がはっきりするまで、東元電機製液晶TVを店頭から撤去するとしている。
関連記事
- シャープ、台湾メーカーの液晶TV販売差し止め請求 パネルの特許侵害で
イオンなどが販売している20型液晶TVの販売・輸入差し止めを請求。画素の欠陥の修正に関する同社の特許技術を侵害しているという。 - イオン、液晶TV問題でシャープとの取り引きを中止
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.